2020年より、プログラミング教育が小学校で必修化されるようになりました。
また、2025年より、大学入学共通テストには、プログラミングやデータサイエンスに必要な統計処理、情報リテラシーの知識などを試す「情報」が導入されることになりました。
つまり、プログラミングというのは国語や数学などと同じレベルで求められる科目となっているのです。
そもそもプログラミングとはどういうものか、なぜプログラミングを学ぶべきか、プログラミングを学ぶメリットは何かなどの疑問を持ち、プログラミングをあまり理解されていない保護者様が少なくありません。
本記事では、これらの疑問に答えます。
プログラミングとは
プログラミングと最初に聞いたとき、このような、パソコンで複雑な文字列を書いていくイメージを思い浮かべた方もいらっしゃるかもしれません。
実は、これは「コーディング」といって、プログラミングのごく一部です。
プログラミングとは、コンピュータにさせたい動作のプログラムを作成することです。
プログラミングには、以下の4つのプロセスがあります。
設計 → コーディング → テスト → デバッグ
まず、コンピュータにどんな動作をさせるかを設計をします。
次に、設計した動作をコンピュータが認識できる言語で「記述」します。この部分がコーディングです。記述したものはプログラムと言います。
そして、プログラムは設計した通りに動作するのかを確認します。この部分はテストと言います。
最後に、テストしてみて、うまくいかなかったときは、どこを修正すべきか考え、プログラムを直します。この部分はデバッグと言います。
この一連のプロセスを「プログラミング」と言います。
プログラミングの大半は、考えることです。
コンピュータにどんな動作をさせたいか、
それらの動作をどうやってコンピュータに認識させるか、
どうやってテストすれば漏れがないのか、
設計した通りに動作しない時、どうやって修正するか、など、
最初から最後までずっと考えます。
なぜプログラミングを学ぶべきか
2020年より、プログラミング教育が小学校で必修化されるようになりました。
また、2025年より、大学入学共通テストには、プログラミングやデータサイエンスに必要な統計処理、情報リテラシーの知識などを試す「情報」が導入されることになりました。
つまり、プログラミングというのは国語や数学などと同じレベルで求められる科目となっているのです。
また、受験目的だけではなく、プログラミングを学ぶことによって、プログラミング的思考力(論理的思考力)を身に付けられます。
上でプログラミングは4つのプロセスから構成され、考える時間はほとんどだとお伝えしました。
この考える部分こそプログラミング的思考力です。
例えば、子供の将来の夢を言いますと、
まず、将来、何になりたいか、どんな努力・行動が必要かを考えます。
これはプログラミングの設計に該当します。
次に、考えた必要な努力・行動を実践していくプロセスはプログラミングの記述およびテストに該当します。
最後に、困難や壁にぶつかった時、行動を変えます。これはデバッグに該当します。
夢を叶えること以外、スポーツや試験など、様々な場面において、プログラミング的思考力が役に立ちます。
プログラミングを学ぶメリット
プログラミングを学ぶことによって、プログラミング的思考力を身に付けられるとお伝えしましたが、これ以外にも様々なメリットがあります。
①チャレンジ力が育つ
プログラミングの目的は、何らかの課題・問題を解決することです。
解決策や作戦を考え、それを実行してみます。
一発で解決する時もありますが、上手くいかない時もよくあります。
そして、どこが悪かったかを考え、解決策を修正します。
このように、試行錯誤を繰り返し続けて、やっと問題を解決します。
これらのプロセスを通して、子供は困難に恐れず、どんどんチャレンジしていく力を育てられます。
②集中力が高められる
集中力とは、ある一つの物事に意識を向け、注意を集中させる能力です。
前述しましたが、プログラミングは4つのプロセスから構成されています。
この4つのプロセスはそれぞれ独立しているのではなく、緊密に関連しています。
子供たちはプログラミングを行う際に、自分で解決策を考え、そして実行・テスト、修正を繰り返しながら、問題を解決していきます。
この時、子供たちは集中して一生懸命に考えますので、集中力も自然に高められて行きます。
③自己肯定感が高まる
自己肯定感とは、ありのままの自分を肯定する感覚のことです。
自己肯定感の高い場合、自分に自信があり、行動や思考が前向きになります。
また、物事を「まあ大丈夫だろう」「なんとかなるさ」と楽観的に捉えられるため、新しいことや困難なことに対しても失敗を恐れずチャレンジします。
では、どうやて子供の自己肯定を高められるのか?
様々な方法がありますが、例えば:
・褒める
・子供の意見を否定せず、認めてあげる
・成功体験をさせる
・自然や文化に触れる機会を作る、など
プログラミングを学ぶことによって、
自分で考え、問題・課題を解決し、沢山の成功体験ができます。
もし、早めにプログラミングを学んだら、
学校でのプログラミング授業が開始する際に、自信を持って臨むことができ、
学習意欲が高くなります。
まとめ
本記事では、プログラミングとは何か、なぜプログラミングを学ぶべきか、プログラミングを学ぶメリットをご紹介しました。
ワンダーコード八尾緑ヶ丘校では、著名な教育関連の賞を100以上も受賞し、世界中では25,000校以上の学校で選ばれているロボット「ダッシュ」を使用し、子供たちは楽しく遊びながら、英語とプログラミングを同時に学べます。
下記の動画では、なぜ子どもたちにWonder Codeを学んで欲しいのかを説明しておりますので、ぜひご覧ください。
親子無料体験を随時実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
コメント